再読 前世の記憶 高橋克彦

再読　前世の記憶 (文春文庫) 高橋克彦 (著)



慢性的な頭痛に悩まされ、催眠療法を受けた男に甦る、存在するはずのない記憶。遠足のリュックサックの中のバナナ、土盛りのダム、見覚えのない同級生たち、そして場所は暮らしたこともない岩手県盛岡…。それは前世の記憶なのか?表題作など八篇。直木賞受賞の『緋い記憶』に続く、「記憶シリーズ」第二弾。

・前世の記憶
・針の記憶
・傷の記憶
・熱い記憶
・匂いの記憶
・知らない記憶
・凍った記憶
・昨日の記憶


この本は先の車中泊・温泉巡りの時に持って行ったんですが、結局ね、読み切れず・・本日湯治の骨休みで読みました(笑)　2012年10月にエントリーしてますね。
http://okitanejyusou.blog92.fc2.com/blog-entry-768.html

10年も前なんで当然内容は覚えていません。この本はホラーではありません。ミステリアスな話です。欠落した記憶を再構築していく中での摩訶不思議な話です。昭和39年の「いしだあゆみ・サチオ君」っていう歌ね、覚えてますか？大昔の話で恐縮でありますが・・・。そんな話・・。って、なんだよですよね(笑)YouTubeで観たら、なんとも物悲しい歌詞で気分が塞ぎます。いくつかの話は心が救われるかのような終わり方が心憎いっすね。なんだか、恐ろしい中にも心の救済はあるのではないか・・そんな気分になるような、ないような・・





第3弾はあります。これから暇つぶしに再読しようと思ってます。



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