月下の恋人 浅田次郎

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月下の恋人 (光文社文庫) 浅田次郎 (著)



恋人に別れを告げるために訪れた海辺の宿で起こった奇跡を描いた表題作「月下の恋人」。ぼろアパートの隣の部屋に住む、間抜けだけど生真面目でちょっと憎めない駄目ヤクザの物語「風蕭蕭」。夏休みに友人と入ったお化け屋敷のアルバイトで経験した怪奇譚「適当なアルバイト」…。珠玉の十一篇を収録。
・情夜
・告白
・適当なアルバイト
・風蕭蕭（かぜしょうしょう）
・忘れじの宿
・黒い森
・回転扉
・同じ棲
・あなたに会いたい
・月下の恋人
・冬の旅
・「月下の恋人」補遺


艦長です。
古本屋さんで買ってきた本です。いつもの「泣かせの浅田」とは違う内容の短編集です。異世界との遭遇の痕跡があったような、なかったような・・・不思議な感じの内容です。ホラーとは違うんですが、不思議な世界観ですね。思わず首を傾げたくなるようで、ないようで(笑)そんな感じの物語集です。気軽に読むような内容ではありませんが(笑)重くもなく？寝付かれない夜など、ウィスキーなどなめながら読むには最適かな♪
「冬の旅」で、国境を抜けるとそこは雪国・・という、その読みが「くぬざかい」なのか「こっきょう」なのかで悩む少年の話が印象的でしたね。



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