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世紀の愚行 日本外交失敗の本質 太田尚樹

世紀の愚行
太平洋戦争・日米開戦前夜 日本外交失敗の本質
リットン報告書からハル・ノートへ  (講談社文庫) 太田尚樹 (著)

世紀の愚行 日本外交失敗の本質 太田尚樹

二二六事件以降、陸軍は統制派が主流となり全体主義に傾斜し、海軍にも条約派と艦隊派のせめぎあいがあった。日米交渉の最大の足枷となった日独伊三国軍事同盟を捨て去れずに、負けること必定であった戦争に突入することになる。短絡的に軍部の暴走と言われてきた開戦までの経緯を外交を縦軸に明らかにする。

GDP4倍の相手に挑み、全国を焼土とし、推計戦没者軍民310万人。戦死者の約6割が病死・餓死だったという。最後通牒とされたハル・ノートをあくまで叩き台に交渉継続し、開戦回避ができれば、米ソ冷戦構造の中、20世紀中盤に重要なプレイヤーとなることも可能だった。最終局面にいたる外交交渉過程には数々の愚策が重なり、冷静で明晰な対応がとられることなく、外交という国際政治の舞台で身動きがとれなくなった遠因を満州事変後リットン調査団の訪日から遡っていく。

日露戦争後まで極めて良好だった日米関係。世論の反発により、南満州鉄道の米資本との共同経営が頓挫して以降、アメリカは日本を仮想敵国とみなしていく。日本の北進を恐れたソ連による外交的駆け引き、国際防諜活動が活発化、日中戦争の泥沼化により、軍指導部は南進策を選び、結果、開戦に踏み切ることになる。多くの国民も大陸進出や開戦の熱に浮かされ、戦時体制に進んで協力し、世論が開戦への最大の圧力ともなった。一億総玉砕を叫び、市民と兵士、英霊の膨大な犠牲のうえに立って我々は一体何を望んだのだろう。【戦後75年書下ろし】



艦長です。新刊で購入しました。
満州事変からリットン調査団そして国際連盟脱退・・・
このあたりのことはあまり知りませんでした。
松岡洋右のことはあまりにも知らなさ過ぎました。
これはいかんぜよ!って思いましたな。
戦前の昭和の日本人はどうしちゃったんだろうか??

艦長もハルノートのことは当然知っていましたし
こんな内容では日本人を戦争に向かうきっかけを与えるものだろう?
ってー思ってましたが・・・・
これって「一つの案」って文面に書いてあったんだってね!!
交渉の余地はまだ残されているっていうシグナルだろう?
これがなんでさ、最後通牒と読める?何でこんなことになったの????
センスがねーなぁ・・・時の政権のひとたちよ!

もっとも恐れ入ったのは、このハル・ノートの案を考えた人間が
なんとコミンテルンの手先(スパイ)だったとはね!!
日米に仲良くなれては困るソ連の意向だったと明かされる。
戦後この人はFBIに追われてつかまる前に亡くなる。自殺?粛清?
などなど・・・このドロドロした情報戦・・・
最も不得意な日本人は道を見失うのであります。

今も不得意なんでしょうね。未来はいったい、どうなるんでしょう?
この本は小説風にアレンジして独創的な展開です。
とっつきやすいし、素早く読めます。お勧めの一冊であります。



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プロフィール

沖田根銃創艦長

Author:沖田根銃創艦長
沖田根銃創です。よろしくお願いします。
2000年11月7日にFrontPage Expressで作った最初のサイト「コジロウハウス」を発進させ、なんとかここまでやってきました。幾多の出会いと別れ・・・。いろいろ経験できました。最初の飼いウサギ「コジロウ軍曹」をダシにして(笑)宇宙戦艦ヤマトのパクリサイトの性格でしたが、いつしかコジロウ軍曹のサイトになりました。軍曹は2004年の7月に8歳で星になり、後釜のウサギのコジタ兵曹は2017年の1月21日12歳8カ月で逝きました。本館の「沖田根中佐の航海日誌」を再公開開始です。順次公開していきます。

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