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2018.12.06 13:37 | EDIT
「宇宙戦艦ヤマト」の真実 (祥伝社新書) 豊田有恒 (著)

「宇宙戦艦ヤマト」の真実 豊田有恒

巨大な成功を収めた本邦初の宇宙アニメ『宇宙戦艦ヤマト』。 それは、ささやかなプロジェクトから始まった。 クリエーターとして舞台設定を担当した著者は、新分野の開拓に賭ける熱気を回想しながら、本書は作品創成の真実に迫っていきます。 不評だった最初のテレビ放映が、なぜ甦(よみがえ)ったのか。ストーリーはどう拡大し、変容していったのか。 当初、著者の頭にあったのは『西遊記』。核汚染で瀕死の重傷を負った地球を救うには、天竺(てんじく)へ行ってありが たいお経を持ち帰った僧玄奘(げんじょう)のように、途方もなく離れた小惑星にある放射能除去装置に頼るしかない・・。 貴重な記録と証言で明かされる、大ヒット作誕生秘話!


艦長です。
豊田有恒氏が「宇宙戦艦ヤマト」に深くかかわっていたのを承知しています。
豊田有恒氏の本を過去に何冊か読んだことがあります。
タイムスリップ大戦争なんかね、最高に面白かったっすね。

しかしながら、この本はなぜ出たのか?
本の冒頭からその理由が語られています。
著者が真実を語らなければならないと決意した出来事とは?
それが発端でこの本が世に出たんですね。こんなことがあったんだ!
その理由が朝日新聞とは・・知らなかった・・・
ま、朝日ならねって思いました。度し難いメディアですからね。
以下にの内容を引用します。https://hanada-plus.jp/posts/1216

■朝日が報じた『宇宙戦艦ヤマト』の嘘
松本零士の原作があって始まった企画ではない。プロデューサーの西崎義展さんから頼まれ、私のSF設定に、松本さんが手を加えて実現したのである。戦艦大和を使おうとしたのは松本さんだし、人物設定も松本さんだから、おおよそ松本零士原作というのが正しい。私は、テレビ版、劇場版など、初期10作品のSF設定すべてを担当した。
まず、私のSF設定をたたき台として企画が進行した。当時、大阪万博のあと、「人類の進歩と調和」というスローガンが、折からの公害問題の浮上とともに批判されるようになり、原子力が俄かに悪役に仕立てられ、ノストラダムスに代表される終末論が流行り始めた。
また、安易に科学の未来を売りまくった未来学者やSF作家は、けしからん式の批判が浴びせられるようになった。マスコミの手のひら返したような対応に憤っていたのは、私だけではない。
究極の公害、終末という世界を、マスコミの要望どおり描いてやろうではないかという気分にさせられ、小松左京は『日本沈没』を書いた。ヤマトの設定も、こうした時代相を反映したものである。

異星人による侵略で、放射能に汚染された地球、そして放射能除去装置を取りに行く。これらSF設定の骨子は、私の最初の設定案に基づいている。私は、朝日記者の取材に答えて、こうした経緯を喋った。
ところが、2015年2月25日から夕刊で始まった「ヤマトをたどって」というシリーズでいざ記事になってみると、私が語った部分はまったく反映されていない。それどころか、朝日が創った経緯が、まことしやかに書かれている。
『宇宙戦艦ヤマト』は、第二次世界大戦末期の日本とのダブルイメージのように解釈されている。そこから反戦平和という方向へ、強引に持っていこうという趣向なのである。

企画の段階でも、制作の段階でも、そんな意図は皆無だった。ヤマトは、日本最初の本格的な宇宙SFアニメである。もともとの設定は、究極の公害という発想から、エイリアンによる侵略をエンターテイメントに仕上げたつもりである。ガミラス帝国の重囲をくぐってイスカンダル星へ行くわけだから、戦闘場面は欠かせない。多くの戦記、戦史などを参考にしている。たとえば、次元潜航艇という兵器が登場するが、Uボートから外挿(extrapolate)したものである。

さっそく抗議すると、こういう返事が戻ってきた。
「先生の意見は採用しませんでしたから、インタビュー料は発生しません」

私の意見ではない。松本零士に訊いてもらえば判るが、私のSF設定からスタートした企画である。しかし、松本零士にも取材していないらしいのだ。しかも言うに事欠いて、インタビュー料は発生しないとは何事か。ミジンコではあるまいし、「発生しない」とは無礼極まりない。
私が激怒しているとみて、金欲しさと誤解したのだろう、1万円、送ってきた。きょう日、電話インタビューでも、もっとましな報酬を払う。朝日帝王は、人気があるとみてとるや、『宇宙戦艦ヤマト』のようなアニメすら、朝日カラーのイデオロギー傘下に置こうと思い立ったのだろう。

■朝日新聞は嘘をつく
アニメは、手塚治虫という大天才が、好きという一心から創りだしたジャンルで、アニメ好きな人々が育て上げたサブカルチャーである。巨大な権力を持つ大新聞が統一見解のような解釈を強要するものではない。ファンそれぞれが、自分の解釈で愉しめばよい。
朝日の正体を改めて、思い知らされた。あの新聞、いや新聞かどうかも疑わしいが、あの帝王は、取材しない、あるいは取材したふりをする。しかし、実際に報道するのは、あの新聞が作りあげたフィクションなのである。こちらもSF作家だから、宇宙人が攻めてきたり、タイムマシンで過去へ行ったり、をつくのが商売である。その代わり、本当をつく時は、きちんと調べたり取材したりする。
朝日は、明日から社名を変えたほうがいいだろう。「朝日フィクション社」なら、誰も文句は言わない。
(『月刊Hanada2018年9月号』より転載)



これは豊田氏の朝日新聞への反論ですね。
朝日の情報操作にはくみしないという矜持の本です。
それにしても西崎氏はすさまじい人間ですな・・・・
山師ですよまるっきり!ある意味、悪党なんでしょう。



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Author:沖田根銃創艦長
沖田根銃創です。よろしくお願いします。
2000年11月7日にFrontPage Expressで作った最初のサイト「コジロウハウス」を発進させ、なんとかここまでやってきました。幾多の出会いと別れ・・・。いろいろ経験できました。最初の飼いウサギ「コジロウ軍曹」をダシにして(笑)宇宙戦艦ヤマトのパクリサイトの性格でしたが、いつしかコジロウ軍曹のサイトになりました。軍曹は2004年の7月に8歳で星になり、後釜のウサギのコジタ兵曹は2017年の1月21日12歳8カ月で逝きました。現在、当ブログでのみ情報発信。本館の「沖田根中佐の航海日誌」は運用を終了しました。

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