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[ 2012.06.21 ] 俘虜記

2012.06.21 20:32 | EDIT
俘虜記 (新潮文庫) 大岡 昇平 (著)

俘虜記

著者の太平洋戦争従軍体験に基づく連作小説。冒頭の「捉まるまで」の、なぜ自分は米兵を殺さなかったかという感情の、異常に平静かつ精密な分析と、続編の俘虜収容所を戦後における日本社会の縮図とみた文明批評からなる。乾いた明晰さをもつ文体を用い、孤独という真空状態における人間のエゴティスムを凝視した点で、いわゆる戦争小説とは根本的に異なる作品である。


かつて読んだ「カウラの突撃ラッパ」で日本兵の捕虜集団脱走事件のことは知っていましたが、これとは対照的な興味深い話です。「捉まるまで」がちょっとわかりづらかったですね。けっして面白い話ではありませんが、俘虜(ふりょ・捕虜のこと)はとにかく閑だったんですね。閑だからいろいろ考えるのだと思います。捕らわれたのが米軍だったから閑だったんでしょう。当時の米軍はあまりにもお人よしだったんでしょう。

これがロシア(ソ連)だったらこうは書けなかったでしょうね。



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沖田根銃創艦長

Author:沖田根銃創艦長
沖田根銃創です。よろしくお願いします。
2000年11月7日にFrontPage Expressで作った最初のサイト「コジロウハウス」を発進させ、なんとかここまでやってきました。幾多の出会いと別れ・・・。いろいろ経験できました。最初の飼いウサギ「コジロウ軍曹」をダシにして(笑)宇宙戦艦ヤマトのパクリサイトの性格でしたが、いつしかコジロウ軍曹のサイトになりました。軍曹は2004年の7月に8歳で星になり、後釜のウサギのコジタ兵曹は2017年の1月21日12歳8カ月で逝きました。現在、当ブログでのみ情報発信。本館の「沖田根中佐の航海日誌」は運用を終了しました。

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