
塩の街―wish on my precious (電撃文庫) 有川 浩 (著)
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。そして―「世界とか、救ってみたいと思わない?」。そそのかすように囁く男が、二人に運命を連れてくる。
著者のデビュー作であり、自衛隊三部作の「陸」に当たる。
ライトノベルとしては異例の「文庫からハードカバーになった作品」でもあり、出版社側は当初、ハードカバーとして出版することを望んでいたが、電撃小説大賞の大賞を受賞したがゆえに文庫として出さざるを得なくなってしまい、その後に大幅な改稿を行った後にハードカバー化されたという経緯がある。 そのため文庫とハードカバーで年齢などの設定が多少変わっており、文庫であったF-14で結晶を爆破するシーンがハードカバーでは存在しない。 またハードカバー版には本編のサイドストーリーである『塩の街、その後』(後述)が収録されている。
艦長です。恋愛小説は・・・苦手ですが(笑) すんなり読めました。人間が塩になる?結構インパクトありました。三部作は全て読みましたねこれで♪
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